ライディング講習「春」のご報告

ライダーズセーブネット活動第一弾、ライディング教習会「春」、ご参加いただきました皆様のご協力を賜り、無事に終えることができました。

去る平成26年4月29日、雲一つない気持ちの良い空の下、参加いただく皆様をお迎えするため設営準備です!スタッフ皆がどことなく緊張感のあるなか、わくわくドキドキしていました。

理事長、開会の挨拶。
顔見知りの会員さんも多いため、意外とリラックスして話しができている様子。
今回の教習目的、内容、注意事項を手短に説明。
(理事長の演説を聞きに来られた訳ではないのです。)

マシンメンテナンスについてのお話しは、メカドック阿部社長のご協力をいただきました。

各オイルの点検方法や替え頃の判断の仕方。
チェーンの張り具合の点検方法。
これは、日頃自分で点検をしている方でも知らなかった「なるほど!」のチェックの仕方をレクチャーいただき実際に点検をしてみると緩んでいることが一目瞭然。
また、交換時期の判断の仕方、チェーンの損傷の仕方でブレーキにも不具合が生じること、自分で点検できるのに知らなかった事を知り得ました。

点検することが一つ増えても、愛車をいたわる気持ちがあれば、逆に嬉しくも思えますね。

傷んだチェーンを交換する際に一番肝心なところ、「費用は幾らくらいかかるのか?」そんな具体的な質問も飛び出した内容でした。

冬眠から目覚めたバイクの点検で、肝心かなめはココ!タイヤの点検です。

タイヤが劣化していないか、空気圧は基準値を満たしているか。
冬眠中でも空気は少しずつ抜けていきます。空気圧が不十分だと取り回しやライディングの際に、なんとなく重たいかな?と感じるようです。

車庫から出すための取り回しの時、バイクが重くなったかな?と感じるが、冬の間に自分の体が鈍ったのかな?こんなものだろう!?と思ってしまい、空気圧のチェックを怠ってしまう。(参加者談)

この後の走行を安全に行うためにも、空気圧チェック!

「空気を入れる」という単純作業にも注意をすることがあります。
必要以上に空気を入れた時の危険性や空気圧をチェックする時のタイヤの温まり具合による注意などのレクチャーを受けながら、集まった全車両の空気圧点検をしました。

中には、空気の足りないバイクもありましたが、空気を適正に入れた後に走行した感想は、取り回しが楽になった!コーナー立ち上がりが軽くなった!など、空気圧の違いでどれだけ操作性が向上したかを実感されたようです。

路面に接地して走行する「2本のタイヤ」、この重要性が歴然とみえたものでした。

愛車点検の後は、いよいよ走行!! っと、その前に!
はやる気持ちをちょっと抑えてのストレッチのお薦めです。
冬の間に鈍ってしまった体をちょっとほぐしてみましょう。

このストレッチは、ライディングスーツ、革製のパンツやジャケットを着ていても出来る内容のもの。
(道産子でHONDA開発ライダー、鈴鹿8耐を制覇するも不慮の事故で亡くなった鎌田学氏が推奨するストレッチ方法を取り入れました。)

ストレッチで体をほぐし、軽く温まったところでいよいよ走行開始です!(ライディングの時は、毎回ストレッチをすることをお薦めします。)

肩慣らし走行!
全部で3クール、休憩を挟みながら色々な走行を試みます。(事前に下見をして、無理なく楽しめる内容にしました。)

まずはコース外周、大外回りと内回りをおよそ20分。ここで、参加者のライディングの様子やバイクのタイプ別で班決めをし、3班に分かれて2クール目を走行します。

2クール目、3クール目、その前に?

バイク事故やそれによる死亡者を無くしたいという思いで発足したライダーズセーブネット(RSN)。
この思いは警察も同じです、犯罪を防いだり犯罪者を検挙するばかりでなく、これらを未然に防ぐために取締りをされています。
今後のRSNの活動においても協力をいただく事になります。
通常パトロール業務完了後、視察に立ち寄られました。

事故や怪我もなく無事に教習が終えられたことは、参加者みなさまのご協力の賜物であると感謝すると共に、安心・安全にライディングをしていただきたい、と強く願うのでありました。

 

 最後に
参加して良かった!楽しかった!と言う感想をいただき、理事長をはじめスタッフ全員が「頑張るぞ~!」と思える励ましの言葉をいただけたこと、また、先導をしながらも自分達(RSNメンバー)も楽しめた事に満足出来た内容でした。

バイクによる死亡事故がなくなって欲しい。そんな思いを持つライダーが集結したNPO-RSNです。
自分達が楽しくないと参加された方も楽しくない!はず?
今後も通常では体験しにくい事を取り入れながら、安心・安全にバイクライフを楽しんでいただくための活動を続けて参ります。

また、一般参加をして下さった皆様、RSNの活動に賛同して下さる皆様のご入会を心よりお待ち申し上げます。

今回の教習においてご協力をいただきました、
札真自動車学園様、メカドック阿部社長樣 有難うございました。